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| (2)建物内禁煙の結果 | |||
| 事例5 東亜電気工事株式会社 | |||
| 1 事業場の概要 | |||
| (1)業種:建設業 事業の内容:電気工事業 | |||
| (2)所在地:静岡県 | |||
| (3)従業員数:16人(男性:14人 女性:2人) | |||
| (4)従業員の平均年齢:40歳 | |||
| 2 禁煙の概要 | |||
| (1)喫煙対策の担当部署:なし | |||
| (2)喫煙対策に取り組み始めた時期:平成14年5月 〜 | |||
| (3)禁煙を実施した時期:平成14年5月 〜(社屋改装を機会に取り組む) | |||
| (4)従業員の喫煙率:30%(男性35% 女性0%)(平成19年1月) | |||
| 40%(男性40% 女性0%)(平成14年5月)(取組当初) | |||
| (5)昼休み等休憩時の喫煙:敷地内喫煙所で許可している | |||
| (6)禁煙の状況:本社のみ | |||
| (7)建物の構造:事務所(2階建て) | |||
| (8)建物の所有者:自社ビル | |||
| (9)禁煙の内容:建物内禁煙、屋外に喫煙場所あり(従業員、来客者とも喫煙可) | |||
| ・場所:事務所外裏スペース | |||
| ・設備:灰皿のみ設置 | |||
| 3 禁煙の詳細 | |||
| (1)禁煙にする前の状況 | |||
| 平成14年5月以前は、社内の喫煙は自由で各個人のデスクのほか、会議室でも喫煙していた。灰皿の片付けは喫煙者各自が行った。 | |||
| (2)禁煙にした動機及び経緯 | |||
| ア 非喫煙者の要望により、健康障害防止等のため、禁煙とした。 | |||
| 分煙対策を行っていなかったため、各自の机で喫煙することによる火災などの危険があり、喫煙者本人の健康障害のほか、非喫煙者の受動喫煙の健康に影響があるのではないかと非喫煙者、禁煙に成功した人から意見が出た。 | |||
| イ 事務所内での喫煙は室内が汚れるため、クリーンなイメージにするため禁煙とした。 | |||
| 喫煙者、非喫煙者から、社内の壁や天井、照明設備、パソコンのモニター等の機器類の汚れ、非喫煙者の衣服についたたばこのにおい、書類、机上の汚れ等について、指摘があった。 | |||
| (3)禁煙に取り組んだ内容 | |||
| ア 喫煙者に対する指導等 | |||
| ・社長も同席して社内で論議し、平成14年4月初旬から社屋改装を行い、2階からなる事務所を1階に集中し、2階を休憩所として作業の効率化を図った。その際、全館禁煙とし、社屋裏口(屋外)に喫煙場所を設け、灰皿、消火器、専用の消壷を設置した。 | |||
| ・社長からの社内禁煙の実施の通知があり、個人が使用していた灰皿の持ち帰り撤去を呼びかけた。 | |||
| ・その他、終礼やISO推進事務局から休憩時間に禁煙実施の理解を求めた。喫煙所の汚れがあった場合は当日の終礼で注意している。 | |||
| ・ISO推進事務局は環境管理責任者1名、事務局2名で、喫煙所の監視を行った。(その他安全懇談会、教育等の企画開催に関し社長、工事グループ長の補佐を行っている) | |||
| イ サポート | |||
| ・保健所等で配布している、受動喫煙の健康への影響や禁煙のメリットについてのパンフレットを配布して理解を求めた。 | |||
| ウ 効果 | |||
| ・取組みにより、快適職場づくりという労働安全衛生意識が向上した。 | |||
| (4)労働者の評価 | |||
| ア 喫煙者の評価 | |||
| 喫煙者は協力的で、喫煙場所が机から離れているため気分転換になる、公共の場でも非喫煙者に対する配慮ができるようになった、と好評である。 | |||
| イ 非喫煙者の評価 | |||
| たばこの煙がなくなり、過ごしやすくなった。 | |||
| 4 問題点、今後の課題、今後のサポートの予定 | |||
| ・喫煙場所が事務所外裏スペースなので、雨天の時などを考慮して「ひさし」をもう少し大きいものにしたほうがよいか等、検討中である。 | |||
| ・喫煙場所の管理は喫煙者が行っている。この方法をこのまま継続するとともに、健康管理や非喫煙者への配慮について周知する。 | |||
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